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トリビア・ジャーナル849

★東京・六本木の国立新美術館は、できて2年近くになるのに行ったことがなかった。朝日新聞社などが主催する「巨匠ピカソ 愛と創造の軌跡」展は、朝日の紙面でも連日コラムなどで書いているし、切符をもらったので行ってきた。パリのピカソ美術館が改装のために実現したのだそうで、サントリー美術館ともども、東京が「疎開」先になって実現した。そのおかげで新美術館には170点も展示されていて、彫刻などにも珍しい作品がある。だがショップには、たとえばボロータイの材料になりそうなグッズは見当たらなかった。ピカソの伝記映画も何本か見たことがあるが、ピカソはやはりユニークなキャラと作品で、不世出のスーパータレントだ。
★上海にも迪士尼樂園(ディスニーランド)ができることが本決まりになったようで、場所の選定も終わったという。ということは、香港ディズニーランドが、いろいろ批判を浴びながらも成功している証拠だろう。それに加えて、北京の石景山遊園地のニセ・ディズニーランドがはやっているので、いっそホンモノを持ってきて制しようという意図があるのかもしれない。インターネットで見たところ、石景山のほうはヘタクソな真似で、ニセ・ミーニーやドナルドもどきが闊歩している。日本の、「とっとこハム太郎」もどきもいる。いずれも、「これはオリジナルだ」と強弁するところは、ニセ・ローレックスを堂々と売る中国人の感覚と同じだ。「ヤリ得」という、21世紀には勇気の要る、真似しがたい八方破れベンチャーが堂々とまかり通っているので、ディズニーとしても、訴訟してもラチがあきそうにないから、いっそホンモノを強力に推進する方策に徹したのではあるまいか。
★"The Blue Zones"の翻訳はメドがついたので、"The Green Collar Economy"のレジュメをまとめている。色がブルーからグリーンに変わろうとしていて、これが次の私のプロジェクトになるかもしれない。原著者の巨視的なトレンドの捕らえ方がいいのだが、このエコ感覚が、日本語版になったときにセールスポイントになるのかどうか、どの出版社が乗るのかは不明だ。仙名 紀

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